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2月, 2013の投稿を表示しています

レーザーカッター

レーザーカッターの使い方を学びました。少人数で特別ワークショップということで、どんなに難しいのかと思っていたら、作業自体はそれほど難しくありません。 カットするには、ラストレーターでつくったファイルを読み込み、再生を押すだけ。 一番大事なのは、火を扱うので、火事をおこさないこと。煙を吸わないように、換気スイッチを入れ忘れないようにすることです。レーザーカッティング中に「やばいな」と思ったら、ふたを開けます。そうすればレーザーが緊急停止します。これが最重要事項だと思いました。 材質や厚みにそれなりに制限があるのですが、なんでも自由に精確にカットできるというのは可能性が広がります。段ボールの切れ端を使えば、コストもかからないですし。 さっそくつくった試作品は、厚みの計算が間違ってて失敗。。。 近々、モノを置く立体物をつくろうと目論み中です。

プロセッシングでお絵かき

Processingの教科書であるNature of Codeの表紙(写真はサイトから借用) いつもその世界に触れてみたいと思いながら、なかなか深く入っていくことのできなかった世界。 それは、コードの世界です。 今週からプログラミング入門ということで、Processingというソフトを使い始めています。ProcessingはMITメディアラボ生まれのたオープンソースのソフトです。誰でも使えます。ちょっと込み入ったお絵かきソフトといったところでしょうか。お絵かきソフトといえども、バカにできません。使いこなせれば、複雑なアニメーションやデータビジュアライゼーションが可能です。 私はまだまだカンタンなお絵かきにとどまっていますが、すでに手慣れたクラスメートは、複雑怪奇(に見える)コードで、立派なデータビジュアライゼーションを表現しています。コードが書けるとこんなこともできるのかということを目の当たりにしています。 プロセッシングのサイトはこちら。 Processing こちらは、Processingの生みの親のひとりでもある、Ben Flyのサイトです。 Ben Fly 描かれたスケッチが共有されているサイトもあります。 OpenProcessing 少しずつ学びながら、英語を学びはじめたことを思い出しました。かつての私は、英語のルールに納得がいかなくて、散々な目に遭いました。なんでDo he じゃだめなんだ。どうして、動詞の変形をいちいち覚えなくちゃいけないんだ。ということが理解できず、途方に暮れる日々でした。 あの頃よりは、少しは賢くなっているとはいえ、新しい言語を学ぶことに違いありません。これからもウェブ上にあるチュートリアルや周りのアドバンストな皆さんの助けも借りながら、この世界にもう少し深くはいっていこうと思います。 このプロセッシングを皮切りに、情報デザインや電子工作などのセッションが続きます。この1か月~2か月ぐらいは、かなり苦しみそうです。

ドキュメンタリー A Normal Life

DANISH DOCUMENTARYによる ドキュメンタリー映画『A Normal Life』 のプレミアにいってきました。ちょうど前日に学校のメーリングリストに、無料でみられるとの情報が入ったのです。 映画は、白血病のお子さんがいる家族のお話。完全ネタバレですが、入退院を繰り返し、移植し、うまくいったと思ったらまた病院にもどり、なんとかふつうの生活をとりもどすというあらすじです。 デンマークにいるのだから、デンマーク人がいくところに行こうと思いつつなかなかできていなかったので、今回は大きな第一歩です。土曜日の朝の試写会。映画館はまさにデンマーク人ばかり。ストロイエにはいってすぐの映画館は、レトロな感じで雰囲気がよく、奥でカップケーキとコーヒーとジュースが配られててアットホームな雰囲気でした。 こういうところに、デンマークってこじんまりとした国なんだなぁということを感じます。もちろん、良い意味で。 内容はもちろん良かったのですが、今回映画をみながら考えていたのは、映像の持つ力のことです。ポジティブな意味においても、ネガティブな意味においても、特にドキュメンタリーは映像をつくること自体が、撮影対象に影響を与えると思います。 映像に限らず、取材という行為でも、取材対象に少なからず影響を与えます。映像は切り取る行為にも主観が入りますし、対象は見られているということだけで意識が変わります。(ふだんしない化粧をするとか) カメラというと、どうしても傲慢なマスコミのイメージがついてまわり、こうしたカメラのネガティブな面が取り立てられることが多いですが、ぼくが映画を見ながら考えていたのは、カメラが入ることでポジティブな影響もあるんだろうなぁということです。 取材が入っていること。カメラを通して記録している人がいてくれること。それが、家族の助けにもなっていたりもしていたのかもしれないということです。(家族自身が撮影する場面も多くありました) ふつうの生活を取り戻した家族にとって、ドキュメンタリー映画を通して、その一部始終をふりかえることで、またそれぞれの現在や未来に影響を与える部分も大きいのだと思うのです。 今回の映画のなかでは、白血病を持つ女の子と同い年の双子の姉妹との対比が頻繁に描かれていました。おそらく、その元気な方の女の子にとって、自分

People Centered Research:現場と作業場の往復運動

2週間のPeople Centered Researchのセッションが終わりました。「信頼」についてのブレーンストーミングからはじまり、インタビューや観察をしながら、アイデアをだし、練り、ブループリントやペルソナをつくり、最後にプレゼンという一連の流れを2~3名のグループですすめてきました。(2名は自分のチームのみ) 内容的には、これまでも経験あるものもあったのですが、2週間という期間内で、インタビューを経験し、現場にでて、手を動かして、フィードバックを得て、いくつかの手法をためしてみて、発表することができてしまう、というのが一番大きな発見だったかもしれません。あれこれ、文献を読みながら、そうかそうかとやっていくのも良いのですが、まずは現場にでてやってみる。やっぱり、それが一番なんだなと。 People Centered Research。自分にとっては、現場と作業場(教室)を行き来して、自分達のやっていること、考えていることを検証していく往復運動だととらえるようになりました。 現場の取材についても、ある程度なれていたと思っていましたが、アイデアを一緒につくるための取材(インタビュー)はなかなか新鮮でした。   インタビューというと、やっぱりインタビューされる側が主役なので、主役をたてるための仕掛けや姿勢が必要になります。しかし、アイデアづくりに協力してもらう、あるいは検証してもらうという目的となると、協力してくれる人たちとのコミュニケーションも微妙に変わってきます。ストーリーボードやイラストを見せながら、フィードバックをもらうというのも、思っていた以上に新しいアイデアの発見や気づいていなかった視点を意識するきっかけにもなります。   アイデアをつくる立場になると、どうしてもメタ的、鳥瞰的に考えてしまいがちです。しかし、現場での行動や協力者の声を意識的にひろうことによって、よりリアルな条件や制約や考え方にひきもどされます。(イノベーションを起こすには、リアリスティックになってしまってはいけないという意見もあるのだと思いますが)これが、結構よい刺激になります。   そして、具体的なアウトプットを出さなくてはならないので、細かいディティールを仲間と話し合いながら確認することが必要になってきます。時間を気にしながら、チ